概要
株式会社ニチレイは2026年7月13日(月)、不正アクセスによるシステム障害の発生を公表。その後の調査でサイバー攻撃によるものと確認され、ニチレイロジグループの冷蔵倉庫業務・ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務が一時停止。7月17日より業務の段階的再開を開始し、7月21日頃の全拠点通常稼働を目指しています。
目次
1. 時系列まとめ(第1報〜第3報)
| 日付 | 報 | 内容 |
|---|---|---|
| 7月13日(月) | 第1報 | 不正アクセスによるシステム障害発生を公表。個人情報・顧客データの社外流出は現時点では確認されていないが調査継続。発生当日に緊急対策本部を設置。個人情報や顧客データ等の保護を最優先にシステム遮断措置を実施。 |
| 7月15日(水) | 第2報 | サーバがサイバー攻撃を受けたことを確認(攻撃の詳細は情報開示を差し控え)。被害サーバの一部に個人情報が保管されていたため、個人情報保護委員会へ漏洩の可能性がある事案として報告。ニチレイロジグループ冷蔵倉庫の入出庫業務・ニチレイフーズ冷凍食品出荷業務が停止中。外部セキュリティ専門会社と連携し、7月17日より順次業務再開予定。 |
| 7月17日(木) | 第3報 | 冷蔵倉庫全拠点の入出庫業務・冷凍食品出荷業務を順次開始。受発注は一部制限あり。来週中(7月21日頃)の全拠点通常稼働を目指す。原因および影響範囲については引き続き調査継続。 |
2. 影響を受けた業務
今回のサイバー攻撃により、以下の業務が停止または制限を受けました。
- ニチレイロジグループ各社:冷蔵倉庫の入出庫業務
- ニチレイフーズ:冷凍食品出荷業務
いずれも7月17日(第3報時点)より順次業務を再開しており、受発注の一部制限のもとで冷蔵倉庫および食品工場の部分稼働を行っています。
3. 個人情報について
第2報(7月15日)の調査結果によると、被害を受けたサーバの一部に個人情報が保管されていたことが確認されました。これを受けて、ニチレイは個人情報保護委員会へ漏洩の可能性がある事案として報告しています。
なお、現時点で個人情報の漏洩が確定したという発表はなく、引き続き調査を継続しています。漏洩が判明した場合には、関係各所へ速やかに報告する方針です。
4. 今後の動向
第3報(7月17日)時点では、以下の状況です。
- 業務再開は進んでいるが、受発注の一部制限は継続中
- 7月21日頃(来週中)の全拠点通常稼働を目指している
- 原因および影響範囲については調査継続中
- 開示すべき情報が確認され次第、速やかに情報開示する方針
5. まとめ:企業担当者として確認すべき点
ニチレイへのサイバー攻撃は、食品の冷蔵・冷凍物流という社会インフラに直結するシステムに影響を及ぼした事案です。取引先・関係企業の担当者は、以下の点を確認することをお勧めします。
- ニチレイ・ニチレイロジグループとの取引がある場合:入出庫・出荷業務の現状を取引担当者に確認
- 自社のインシデント対応手順の確認:緊急対策本部設置・システム遮断・個人情報保護委員会への報告など、ニチレイの対応は迅速なインシデント対応の一例として参考になります
- サプライチェーン全体のリスク把握:自社のみでなく、委託先・取引先のシステム障害が自社業務に与える影響を事前に想定しておくことが重要です