AI-901(Microsoft Azure AI Fundamentals)合格体験記——AI-900からの差分と効率的な勉強法


はじめに

こんにちは!最近Microsoft Foundryを実務で触りながらAI資格を整理している横浜情報機器株式会社インターン生のロホマン シャヒンです。

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ロホマン シャヒン

  • Microsoft Student Ambassador
  • GitHub Copilot User Group Japan 運営
  • Azure Solutions Architect Expert 取得

2026年8月30日、AI-901(Microsoft Azure AI Fundamentals)に合格しました(得点:833/700)。実務でFoundryを触っている流れで、ちゃんと公式ドキュメントベースで学習しておきたいと思ったのがきっかけです。

試験結果スコアレポート(得点:833 / 合格点:700)

この試験、AI-900の後継なんですが、内容がけっこう変わっています。合格するまでの勉強法と、試験で感じた注意点を整理しました。


1. AI-901とは? — AI-900との違い

AI-901は2026年4月15日にAI-900から更新された試験です。試験コードが変わっただけではなく、出題構成と求められる知識のレベルが大きく変わっています。

試験の基本情報

項目 内容
試験コード AI-901
正式名称 Microsoft Azure AI Fundamentals
合格点 700点(1000点スケール)
前提資格 なし
英語版更新日 2026年4月15日

AI-900 との主な差分

AI-900と比べると、「概念を知っている」だけでは受からなくなりました。Python構文・SDK・REST APIの基礎知識が明示的に必要になっています。

AI-900 vs AI-901 の出題構造比較
観点 AI-900(旧) AI-901(現行)
受験者像 技術・非技術両方を対象 AIソリューション開発キャリアの始まりを対象
前提知識 クラウドの基本程度(任意) Python・REST API・SDK の理解が必須
試験構成 5セクション(各15〜25%) 2セクション(40〜45% / 55〜60%)
Azure ML 独立セクションで出題 削除(ML概念は凝縮)
主要プラットフォーム Azure AI Foundry(概念のみ) Microsoft Foundry(実装まで)
エージェント型AI 記載なし 新規追加
Content Understanding 記載なし 新規追加

AI-900取得済みの方なら、追加で学習が必要なのはFoundry関連の実装部分だけです。概念系はそのままカバーできます。


2. 試験範囲と出題比率

出題は2セクションのみ、シンプルな構成になりました。

セクション 出題比率
1. AIの概念と機能を特定する 40〜45%
2. Microsoft Foundryを使用してAIソリューションを実装する 55〜60%

セクション1(AI概念) では、責任あるAIの6原則・AIモデルのコンポーネント・生成AI・エージェント型AI・テキスト分析・音声・コンピュータービジョン・情報抽出などが出ます。

セクション2(Foundry実装) が新しい部分です。Foundryポータルでのモデルデプロイ、SDKを使ったチャットクライアントアプリ、単一エージェントの構築・テスト、マルチモーダル入力、Azure Content Understanding(ドキュメント・画像・音声からの情報抽出)が出題範囲に入っています。

試験全体の半分以上がFoundry関連の実装問題なので、Foundryをまったく触ったことがない方は一度ポータルを触っておくと理解がぐっと深まります


3. 実際の勉強方法(合計約3時間)

正直なところ、すでにAZ-900・AI-900・AZ-104・AZ-305などを持っていて、実務でFoundryも触っていたので、勉強時間はかなり短くなりました。

使った教材

① Microsoft Learn — 公式ラーニングパスを一周

まず公式から始めました。Introduction to AI in Azureのラーニングパスが試験範囲に対応していて、セクション2(Foundry実装)の内容も含まれています。

Foundryを触ったことがある人は流し読みでも十分です。概念の整理に使いました。

② Udemy 問題集

【うかる!】AI-901:Microsoft Azure AI Fundamentals 最強問題集 を一周しました。約1時間。

全体の正答率は8割超えでした。実際のスコアはこちら:

問題セット1: 95% 問題セット2: 86% 問題セット3: 81% 問題セット4: 85% 問題セット5: 92%

この問題集で8割を安定して取れていれば、本番試験でも合格ラインには届くと思います。

③ AI Skills Navigator(公式模擬試験)

Microsoft公式のAI Skills Navigatorでも事前に確認しました。問題の雰囲気と出題傾向を確かめるのに使いました。

勉強時間の内訳

教材 時間
Microsoft Learn(ラーニングパス) 約1.5時間
Udemy問題集 約1時間
AI Skills Navigator 約0.5時間
合計 約3時間

AI-900未取得の方や、AIの概念があまり馴染みがない方は、もう少し時間をかけた方がいいと思います。ただ、前提資格は一切必要ないファンダメンタルな試験なので、Azureを使ったことがなくても十分に挑戦できます。


4. 試験で難しかった部分

総合的にはそこまで難しくなかったんですが、引っかかりやすいポイントが2つありました。

4-1. Pythonのコードを読む問題

コードを実行するわけではないですが、SDKの使い方・メソッドの引数・返り値の形式などを問う問題が出ます。Foundry SDKのコードをざっと読んでおくと安心です。

4-2. マルチモーダル入力の方法(Image URL と Base64)

これが地味に引っかかりポイントです。ビジョン対応モデルに画像を渡す方法が2種類あります。

マルチモーダル入力:Image URL と Base64 の違い
方法 用途
URL指定 Blob Storageや公開URLの画像を送る
Base64 ローカル画像を直接埋め込む

REST APIでは image_url フィールドでURLまたは data:image/jpeg;base64,... 形式のデータを渡します。SDKではメソッドを通して画像を渡せます。「どの場面でどちらを使うか」を整理しておくと問題でも迷いません。


5. AI-901で学べるAI用語

試験勉強をしていて気づいたのですが、AI-901はAzure特有のサービス名を覚えるだけの試験ではないです。LLMやRAG、MCPなど、業界全体で使われる概念が体系的に出てくるので、Azureを普段触らない方にも意外と使える知識が身につきます。

試験範囲で登場する主要なAI用語をまとめておきます。

カテゴリ 用語
基本概念 LLM、Token、Context Window、Prompt
拡張・改善 Grounding、RAG(Retrieval-Augmented Generation)、Fine-tuning、Embedding
検索・取得 Vector Search
出力品質 Hallucination
自律型システム Agent、Tool Calling、MCP(Model Context Protocol)
入力形式 Multimodal
倫理・安全 Responsible AI

特にRAG・Agent・MCPあたりは最近の業界トレンドとも直結していて、試験勉強しながら「あ、これ実務でやってることだ」となる瞬間が多かったです。


6. まとめ

  • AI-901はAI-900の後継試験(2026年4月15日更新)。コードが変わっただけでなく、Foundry実装が出題の55〜60%を占めるようになった
  • AI-900取得済みならFoundry関連の実装部分を重点的に学習すれば十分
  • 勉強時間は約3時間(Microsoft Learn + Udemy問題集)で合格できた(得点833)
  • 難しかった部分はPythonコードの読み取りマルチモーダル入力のURL/Base64の使い分け
  • AI-901はAzureを触ったことがない方にもおすすめ。現代のAI開発で使われる用語・概念が体系的に整理される

次に取得を目指しているのはAzure AI Apps and Agents Developer Associateです。また受かったら体験記を書きます!

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出典

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